お客様から教わったこと。
どうも、人生に味が出てきた頭文字Kです。
もう、ものすごく、味が出てきている気がします。
お風呂に入ると、利尻産の昆布なみに出汁が出ます。
さて本日は人生の大先輩でもあるお客様と先日お会いした時のお話をします。
そのお客様は、現在は専業で大家業をされている70代の男性でした。
都内と地方に複数物件を持っており、着実な賃貸経営をされている方でした。
私は、収益不動産をお持ちの方には、必ず「どうして物件を持ったのですか?」と質問をさせて頂いております。
理由はその方の賃貸経営に対するスタンスを知りたいからです。
そのお客様は、以下の様に教えてくださいました。
・10年前くらいまで、服屋さんをやっていた。
・ただ販売形態や流通形態が変わってきて、仕事として先が見えなくなってきた。
・そのため、事業形態自体を抜本的に見直そうと考えた。
・結果、賃貸用の不動産を購入して、貸すことになった。
私は、これまでの仕事を捨ててまで、おもい切ったチャレンジだったのでは?と、聞いたところ、先が見えなく
なることはほぼ間違いないと持っていたから、そっちの方が怖かった。と、言いました。
なるほど、、、
経営者の視点になると、今までのものを全て改め直しても、次に生き残る為に新たな道を見つける、、、
その嗅覚もすごいと思いましたが、意思決定の強さも非常に重要であると教えてもらいました。
普通にサラリーマンをしている方々には、なかなか出来ない発想ですが、個人的にものすごく尊敬出来るお客様
でした。
一方で我々の日常は、もの凄い速さで環境が変わってきている中で、今まで当たり前であった方法、手法が全く
通用しなくなり、物事を多角的に捉えていく能力が無いと今後ますます厳しくなっていくのではないか?と、や
や恐怖に怯えています。
例えば、私が学生時代といえば、音楽を聴く(購入する)には、CDを購入する時代でした。
今は、ネット配信で音楽はデジタルデータで簡単に購入することが可能です。
CDとい実物がデジタルに変わっただけでも、その中身の工程や産業構造は変わっているはずです。
我々の仕事も、また然りなのかもしれません。
旧態然のままで良いものがある一方で、今後新しいニーズを発掘するための「何か」を新たに作り出していくこ
とが、市場から求められていく条件になるかもしれません。
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